ホンダのロゴはフロントケースもろとも欠けてるし車体側面の"ZOOMER"ロゴもヤレている。警告灯のインフォグラムも消失してる。
購入することもできそうだけど、ここは節約のため自作する。
コンビニのネット印刷と100均のOPPテープを駆使してやってみた。
HONDAロゴ
フロントケース復元の際に必要となる。
ズーマーは車体色によってロゴの色も異なるようだ。
黒ならステッカーを作るのは簡単なんだけど白なので大変だ。
白色を印刷できる機械はそうそうないので、手作業でカッティングシートを切り出すことになる。
まずは採寸。高さ7.3mmを基準とする。
社名のロゴだから縦横比は一定だと信じて横幅は気にしない。
ホンダのサイトかどっかから社名ロゴのPDFを取ってきてベクターデータをもらってPCで編集する。
Inkscapeってフリーソフトが重宝してる。
この程度の作業ならIllustratorとか必要ない。もってないし。
原稿をPDFファイルにして、コンビニのネットプリントで印刷。
拡大縮小なしで普通紙に印刷。白黒なら20円。
サイズ確認。あってそう。
100均の耐水ネームシールに糊で貼る。
デザインナイフと根性でロゴを切り出す。
原稿をはがせば白いHONDAロゴの出来上がり。
100均で買ってきたOPPテープを上から貼り付ける。
ここでしくじると台無しになる。
ちょうどいい大きさに切り出してHONDAロゴステッカー完成。
慎重に位置決めして車体に貼り付け。
よくできました。
ZOOMERロゴ
これも車体色によって異なる色のステッカーとなる。
角を丸めた矩形の中に角ばった書体でZOOMERと描かれている。採寸して一から作っても楽そう。
とにかく採寸。
パイプ状のフレームに貼られているので垂直方向はマスキングテープを駆使してなるべく正しい長さで測る。
採寸採寸採寸。
Inkscapeで原稿作成。
フチと文字は本体同色なので、感覚に頼って彩色する。
PDFにしてコンビニでネットプリント。
普通紙カラーで1枚60円。
色合わせのためにいろんな色で刷ってみたけど、微細な色調差はあんまり気にならなかった。
適当な大きさに切り出して上から100均OPPテープを貼りつける。
水にさらしてOPPテープから紙をこそげとる。
白色部分以外がテープに残る。
これが乾くとテープの粘着力が復活してステッカーとなる。
クッキングペーパーで水気を取る。
白色部分が透明化しているので、ラベルシールに張り付けて白成分をラベルシールに担当してもらう。
カラー原稿では白成分が抜けているはずなのでやはり白色の裏打ちが必要になるはず。
切り出して完成。
元のステッカーと比較。
これでいけそう。
車体に張り付けて完成。
警告灯
エンジン異常表示灯と燃料残量警告灯は印刷がかすれて消えている。
かすかに残った残滓から、ガソリンスタンドマークの高さを計測。6.6mm。
ホンダの公式サイトからズーマーの取扱説明書がダウンロードできるのだが、これがPDFファイルでありがたいことに図版はすべてベクターデータになっている。
そこからインフォグラムをいただいてきてサイズを調整して原稿作成。
※ほんとはキー周りの表示もステッカー化したかったけど取説と実物でデザインが違ってたので見送った
例によってコンビニで印刷。20円。
で、警告灯の絵は白色なので白いラベルに原稿を貼って手動で切り出すことになる。
一旦OPPテープでステッカー化して、それをラベル用紙に貼ってから切り出した。
神経をすり減らしてみたが、エンジン異常表示灯のほうはちょっと無理だった。
ガソリンの方がわからないと困るので、こっちは頑張った。
切り出した絵をクッキングシートに貼って、上からOPPテープを貼って丸く切り抜いて完成。
それっぽくなった。
原稿作成上のポイント
- 寸法表記をミリ単位とし、原寸大のデータを作成する
- 用紙サイズはA4など、実際に印刷に使用するサイズを設定する
- 最終的にPDFファイルにするとコンビニでネットプリントできる
- OPPテープでステッカー化するならレーザープリンタでの印刷が必須。コンビニで印刷できる
- OPPテープでカラーの原稿をステッカー化するなら、白色成分が透明化するので白いシール紙での裏打ちが必要
- 黒一色とか真っ赤とかなら不要
原稿ファイル
今回のステッカー作成に使用した原稿のPDFファイルはこちら:
各ファイルにつきA4用紙1枚分です。 コンビニでのネットワークプリントの際は、
- 用紙サイズ = A4
- 原寸で印刷
としてください。
光沢紙で印刷する必要はありません。